米ぬかのちから〜米ぬかの基礎知識
「米ぬか(こぬか)」とは、玄米を精白するときに出る外皮や胚(はい)の粉です。黄白色で、脂肪・たんぱく質などを多量に含みます。主な用途は飼料・肥料・漬物などに用いられます。
米ぬかの一般的な使用方法としては、ぬか床や畑などの肥料にしたりすることですが、その他に木綿やガーゼ袋に入れ入浴剤として使用したり、洗剤の代わりに使用したり、また、美容にも効果があり米ぬかパックやボディーソープや洗顔料に使用できたと本当に万能です。
米ぬかをフライパンで油をひかないで乾煎りすれば殺菌できぬか臭さ無く食べることもできます。
米ぬかに秘められた栄養
米ぬかは便通改善や整腸効果など、①胃腸系の生理機能向上、また、肌荒れやアトピー・花粉症改善など②皮膚系の生理機能向上、更に、血液サラサラ効果や血糖値低下など③血液の生理機能向上につながる、すぐれた栄養成分(※1一番下に栄養素の説明があります)をたくさん含んでいます。
米ぬかを温めて使用する
〜温めることは素晴らしいこと〜️
米ぬかは加熱すると湿気を含んだ熱を放出し、この温熱が体を芯までゆっくりと温めてくれ、とても心地よく感じます。米ぬかの温かさはじっくりと体の芯や周囲に広がっていき、体の免疫力や自然治癒力を高めてくれます。
温熱の癒し効果
冷えや痛みを感じる箇所に適度な温熱を加えることにより、その温かさが体の深部まで浸透し血行やリンパの流れを正常化するだけではなく活性化し、心地よい安らぎを得ることで自律神経のバランスを整え、血行が悪いことで生じる眼精疲労、肩こり、腰痛、内臓の機能をより活発にし免疫力や自然治癒力を高めることができます。
米ぬかカイロ(温熱パッド)として
加熱された米ぬかの湿熱はゆっくりじんわりととリンパ管や血管に浸透していきます。
通常では神経まで届く熱は少ないものの、リンパ管や血管の流れが悪い部位では熱が入り辛い、使用後最初のうちは神経まで届く熱が多くなり、熱さや痛みを感じることがあるといわれています。
保存方法について
生ぬかの場合
生ぬかの場合は精米後、約一週間程度で使い切るようにしましょう。
煎ぬかの場合
ジップ付きの密封容器などにいれ冷蔵庫、または冷凍庫で保存しましょう。
使用後は燃えるゴミに
天然の米ぬかは使用後は燃えるゴミとして捨てましょう。
※1)米ぬかの持つ様々な栄養素 説明
フィチン酸
フィチン酸からできる1、4、5-イノシトール三リン酸は、さまざまながんを予防する効果があることが明らかにされつつあります。
イノシトール
フィチン酸からつくられ、脂肪肝や動脈硬化の予防、カルシウムの吸収促進、コレステロール血症の改善などに効果があります。
フィチン酸からつくられ、脂肪肝や動脈硬化の予防、カルシウムの吸収促進、コレステロール血症の改善などに効果があります。
フェルラ酸
ポリフェノール類の一種で、抗酸化作用があり、大腸がん予防効果が期待されています。
ポリフェノール類の一種で、抗酸化作用があり、大腸がん予防効果が期待されています。
γ-オリザノール
コレステロールを低下させるとともに、自律神経失調症、更年期障害、潰瘍などに効果があるとされ、治療薬としても使われています。
コレステロールを低下させるとともに、自律神経失調症、更年期障害、潰瘍などに効果があるとされ、治療薬としても使われています。
ダイエタリーファイバー(食物繊維)
整腸や老廃物排出の効果があり、不足すると心疾患や大腸がん、糖尿病などの原因になります。
整腸や老廃物排出の効果があり、不足すると心疾患や大腸がん、糖尿病などの原因になります。
植物ステロール
コレステロールの吸収を抑え、血中の悪玉コレステロールの割合を下げる働きがあり、生活習慣病の予防や排尿障害の改善に効果が期待されています。
コレステロールの吸収を抑え、血中の悪玉コレステロールの割合を下げる働きがあり、生活習慣病の予防や排尿障害の改善に効果が期待されています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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